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BRM1006大夕張200kmレポートノベルその1 [ブルベ]

注意:このお話は実際に参加したブルベのレポを元にしたフィクションです。
実験的に設定上TSをしております、お気になさる方はブラウザ右上のxをおしてください。

プロローグ:

 9月下旬。
『ねぇ、AJ北海道の受付確認リストにアンタの名前なんだけど?』
 ツイッターで友人にそんなツイートを飛ばす。
 元々はどっかのブルベを一緒に走ろうと約束をして、じゃあここならと選んだのが
AJ北海道の主催するブルベだった。

 彼女との出会いは、もう10年になる。

 自転車での知り合いではないので、お互いにロングライドが趣味だと自転車が
趣味だと分かったのは今年の事になる。

 彼女との出会いについては、長い話しになるので割愛をさせていただこう。

 洒落にならないくらい長い話しのですよ。

『またまた、ご冗談を』

 と即座にツイートが帰ってきたが、別に冗談のつもりはない。そもそも私は冗談が
あまり上手な方ではないので、時折職場では冗談を本気で取られて、私が慌てることもある。

『替わりに9月7日の方に受付確認リストに入ってる、DNSになってるよ』

 私たちが参加しようと言ってるのはBRM1006、何故か彼女の名前はBRM907の
400キロの方に入っていた。

『あれ、本当だ……』

 詰まるところ、彼女は10月のブルベでなく9月のブルベに申し込んでしまっていたのだ。

 こうなると彼女の行動は早い。

『飛行機の方、キャンセルしちゃった』

 主催者に連絡して、参加出来ないか確認するように、あと無断DNSの言い訳をしておいた方が、
というツイートを受け取るよりも早く飛行機のキャンセルをしていた。

 こういう後ろ向き行動は本当に早い。

 こうして、私は遠く北海道のブルベにソロ参加する事になってしまったのだ。

1:

 正直言うと、彼女が間違えて9月7日のブルベに申し込んでしまったのは、私のせいでもある。
 思い返すと9月7日のブルベの申し込み期限だった8月24日、彼女に締め切りだとをせかしたのは私だ。

 おそらくそのとき、私は自分の参加する9月21日のオダックス埼玉主催のブルベの開催日と
混同していたらしく、9月7日(おそらくアタック下北の開催月と、大夕張の開催日をごちゃ混ぜに
していたっぽい)のAJ北海道主催のブルベに参加すると、勘違いをしていたのだ。

 運が悪いことに、スポーツエントリーは自転車だけでなく他のスポーツの受付で、
サーバーがダウンしていたのがいけなかった。

 決済画面までなかなかいけず、焦ってしまい彼女は充分に確認出来ずに申し込んでしまったのだ。

 ちなみに、この事はまだ言ってない。
 ごめんねステ山。

 そんな私は飛行機の中で、落語を聞きながら(夢の中身を尋ねられて、最後は天狗にまで
拉致れられた話しとか、腐った豆腐を知ったかぶり男に食べさせる話しとか)、ちょっとガクブルしていた。

 前日に録画していたHDDを一気見しとこうと、見てた内容がCS放送のナショナルジオ
グラフィックのメーデーシリーズ。簡単に内容を説明すると、アンビリバボーの飛行機の
事故ドキュメントの救いようがない版。

 前日に大雨が関東地方を襲い、曇の厚い日だったため雲の中にはいるたびに飛行機の
翼と機体がブルブル震え、シートではベルトをしっかり締めた私がガクブルしてたわけだ。

 今度から飛行機乗るときは、見る番組を気を付けよう。

 今年からブルベをはじめた自分ではあるけど、遠征ブルベは初めてじゃなかったりする。
というかほとんどのブルベはスタート近くのホテルに宿泊している。

 睡眠時間がスタート時間近くまでとれるというのは、それだけでメリットなのだ。

 千歳空港から電車で札幌駅まで移動し、宿泊予定の札幌グランドホテルに直行した。
 ビジネスホテルとかだと前金で宿泊費を払うのが普通なのだけど、今日泊まるのは
普通のシティホテル、ここでも私は前金で宿泊費を支払いたいと申し出たら、フロントの
人がちょっと困っていた。

 気持ちは分かる、正しい手順ならチェックアウトの時に支払うのが正しいとおもうのだけど、
ブルベに参加する以上、無事に帰ってこられる保証は無い。
 ちょっと悲観主義っぽいかもしれないけれど、フロントフォークが折れて右半身打撲した
フラッと九十九里を思い出すと、事故やケガが杞憂だと楽観していられないのだ。
 
 さて先にシクロエクスプレスで送った自転車と5日ぶりの再会。
 飛行機に手荷物で自転車は乗せられるのだけれど、そのあとの電車移動やバス移動
(近く駅から空港まではリムジンバスを使うので)を考えると段ボールに詰めて陸路で送れるのは
結構便利だと思う。
 値段も往復にすると安いとおもう。
 それだけじゃない理由もあるけど、これはナイショ。

 部屋はシングルで予約いれたけれど、何故か15階のダブルベッドの部屋を用意してくれていた。
 まぁじゃらんで予約いれた部屋だし、このグレードなら比較的宿泊費は安めだった
(チェックインの土曜日だけなぜか良いお値段とられたけれど、土曜日だから仕方ないかな)。
景観がよろしくないのと角部屋というのが理由かもしれない。
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 あ、絵の後ろにお札はありませんでした。
 メッカの方向も、聖書も置いてなかったけど。

 部屋の中で一旦、段ボールから自転車を出して組み立てる。
 このシクロエクスプレスの段ボールの大きさは、サドルが高いとコンパクトクランクが段ボールの
天井に刺さるので、サドルを引っ込めて収納する必要がある。なので一度出して組み立てて
サドルの高さを戻して、タイヤの空気を入れたら輪行袋に詰め直すという作業がいる。

 ここらへんはロングライドやってる人にとっては、作業という作業でもないのでとっとと済ませる。

 ユニフォームもウォーマーから全部用意完了。
 Di2のバッテリーも満タンだけど、再充電してUSBタップでモバイルバッテリーも充電開始。
さて夕飯の為に外出しますか。

 夕飯は北海道出身の同僚から教えて貰ったジンギスカン屋さんへ。
 ここのお店は、ジンギスカン屋さんをするために、羊から育てはじめたという変わり種のお店。
純国産のサフォークラムという品種なのかな、結構有名らしい。

 そして北海道ではここでしか扱っていないという、羊の肝臓が食べられる。

 お店の名前は『いただきます。』
 。<まで入れてお店の名前。

 高い、けど美味い。

 ジンギスカン料理というより、もう羊肉ステーキ専門店てな感じです。
 ジンギスカン鍋に脂をひくための、羊脂を食べるとようやく羊のあのクセが分かる程度の本当に美味しいただのお肉です。

 ジンギスカンと肩ロース肉を頂きました。

 がっつりたべると、ばっくり財布が逝かれてしまうお値段なので注意必要。

 まぁ、お腹いっぱいにならず、すすき野をぶらぶらしながら軽く食べられるお店を探しながらお散歩。中央公園中心にぶらぶらとしていきます。
BVzeGS1CYAE_olU.jpg

 夜ながらそれほどの冷え込みもなく、それほど厚着をしていませんが大丈夫。

 22時にホテルに戻って、時計の針を合わせてお休みなさい。

 あ、次からちゃんとブルベのお話が始まります。
 ちゃんと朝からしでかすので、お楽しみに。

<2へつづく>
 
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オダックス埼玉BRM323アタック霞ヶ浦北浦涸沼レポ [ブルベ]

 平成25年3月23日AM6時40分、埼玉県神根運動場駐車場。


 8時出発組なのに、遅刻が怖くて早く来てしまうのはA型なので仕方なし。それにしても、初参加だったアタック小田原城に比べて、朝から日向は暖かい。サンドウォームがアイロン押し当てるくらい暖かい……。

「……寒っ」

 うん寒い、入間市河川敷に比べればまだ暖かいだけで、さすがにまだ早春といった所。今年の桜前線は、新幹線周遊カードでも使ったのかぶっ飛びカードでも使ったんだか、もう咲いてる。
 というか、梅と一緒にサクラが咲いてる風景ってのも、初めて見たかもしれない。

 そんな事を考えてたりすると、7時組の方々がスタート。

 今日の天気は晴のち曇り、気温は平年並み。明日の予報は曇りのち雨。
 風向きを観れば、おおよそ北風になる様子だけどそれは折り込み済み。

 途中で買ってきたオニギリ2個と、サンドイッチ1個を朝ご飯替わりに胃袋に落としていく。気温は平年並み、日中それほど気温上昇は見込めず、その代わり夜に急激な冷え込みは無いと予測してる。

 なので今日もボトルは1本。

 7時スタートの方々の姿が消えると、今度は8時スタートの方々が集まってくる。明らかに自分は来るのが早すぎたらしい。

 だってA型なんだもん……(大事なこと)。


 8時スタートのブリーフィング開始。
 ブリーフィングの内容は以下の通り(数字はコマ数)。
 20:バイパス
 23:K45は旧道
 26:目印無し、桜橋直後。
 28:歩道を左折すること。
 29:ここで車道に出る。
 30:信号渡って、事務所横通り抜け。
 35:有人PC、売店あるけど周囲にお店無いので注意。
 36:自歩通り
 37:すぐに右折、自転車矢印あり。
 50:セブンイレブンを右折。
 51:自転車止めるところ少ないなので、止められない時は隣のNTTを使用。
 75:なんて書いてあるのか自分でも読めないw


 以上の説明を受けて、装備を点検。
 いざ300キロの旅に出発です。


 埼玉県神根運動場駐車場~PC1ローソンつくば高野店(64.0キロ)

 スタート直後のハードル、なんと駐車場は砂利道。
 CAAD8購入して砂利道なんて走ったことないわー。

 それほど長い距離ではないため、問題はないけど意外とハンドルを持って行かれる印象。今日のコースはおおむね平坦なので、空気圧は前後共に7.5にした。

産業道路は陸橋が多く、生活道路に入り信号峠。この辺りは郊外型の住宅地と言った雰囲気、気温は思ったより上昇してやや汗ばむ陽気。

 グルペは5人から7人前後、一時10人を越える集団になったけど、上手いこと速度差を付けて貰い、半分半分に分かれる。

 最初の頃は大集団になりやすいけど、時間がたつにつれてバラけてくるので慌てることはない。

 芽吹大橋を渡り、土手沿いに降りていくと工事中迂回の文字。

 大きなコの字を書きながら、迂回していくことになるけど、迂回路が全部砂利道。まさかスタート地点での砂利道歩行の経験が、こんなにすぐに生きてくるとは、さすがAJ埼玉の皆さん(きっと違う)。

 こういうとき両サイドに歩行者がいないっていいよね、はじき飛ばした石が当たるんじゃないかひやひやしなくていいから。葉山で小石はじき飛ばして、ブティックだかの一枚ガラスに当たった瞬間の思考回路はショート寸前です。

 さて、しばらくいくと、謎コマ図1個目の16に来る、先頭の方から声かけられるが、どちらの道でも左折していいんじゃないかと返答。左に入る道が短い間隔で2本あるから判らない。

 そして謎コマ図2個目の20に到着。コマ図ではT字路だけど実際走行では十字路に出てしまう、どうやら一つ手前の道を左折したT字路らしい。そうすれば次の21での左折がパズルの正解ピースの様にはまる。

 ただ21は手前で一方通行があり、そちらからも入れるので迷いやすい。

 ケド一方通行で、自転車除くは無かったからあっちから行くのは不正解だとおもうけどなー。

 ほぼ住宅地の中を抜けて、大きなトラブルもないまま(良いこと)PC1に到着。走行距離はまだ64キロ、時間もまだ早いので飲み物だけ購入して出発することに。

 ここでの補給失敗が後で悪夢を見ることになる。


 PC1~PC2歩崎園地・水族館(36.7km)

 この区間を走りきれば、全300キロのうちの100キロが終了となります。そしてブルベタイトルにある霞ヶ浦を走ることになります。

 距離も短いし、楽だなーと。

 思ってました。

 なんじゃこの向かい風は!

 北風は覚悟してました、でも霞ヶ浦で北風は左側からの風になります。

 向かい風ということは東から西への風、まだ冷たい海からの風をまともに前から受けることになります。
 風向きと雲の流れは、南東と東南東……ほぼ真正面。
 防ぐモノがない霞ヶ浦を、容赦無く冷風が吹き付けます。

 巡航速度は18キロへ。しかも陸風でない分、気温も下がり腰と背中が冷えてきます。一枚羽織るのが正解か、でもPC1までの事を考えると着るのも悩ましい所。
 こういうとき、仲間がいれば先頭交代しながら行けるのかなと思いつつ、出来ないことを考えるのはやめましたw

 ルベで友達作りなんて、集会場のG級ミッション並の難易度ですよ。  無理無理、あははは。

 立ち止まるとそれほど風ないのに、走ると風の壁を感じるという嫌な流れに邪魔されながらもPC2到着。
 有人PCで時間を記載してもらい、何か食べ物をと探しても何も無し、自動販売機で缶コーヒーを購入して出発。
 次のPC3ではしっかり補給しようと思い出発しました。


 PC2~PC3セブンイレブン鹿嶋和店(35.7キロ)

 向かい風は変わらず、足をなるべくクルクル回しながら少しずつ前に進みます。それでも速度は18キロくらい、ふと気づいたとき麻生交差点を500mほどオーバーランしました。この時考えていた事はかなりネガティブ。

 そしてこの時、自覚できるほどの集中力の低下、そして足の疲れはありませんが気持ちの疲れがあふれ出してきました。

 ハンガーノック。

 どうやら自分のハンガーノックは、身体ではなく気持ちが折れる様に、精神面にでるようです。
 心の疲労という形で。

 これはいい経験でした、以前にも何度かこういう経験をしていたので、その原因がハッキリした瞬間でもありました。

 というか、早く食べ物を食べないといけないのですがw
 
 今食べたいもの=今からだが必要としているもの。

 なので、思い浮かべるとざるそばとカツ丼が出てきました。
 おそばやさんを探そうと思った瞬間、通り過ぎたのっておそば屋さんじゃね?

 そこを通り過ぎると、もうコンビニもお蕎麦屋さんもなく、あるのはガソリンスタンドだけ。ガソリンスタンド好きだな茨城県民!!

 まぁ車がないと不便な地域なんでしょうね、だったら全員ロード乗れよ。

 日本政府は全国民にクロモリロードをプレゼントしろよ、エコポイントとか訳の分からんばらまきなんかしてるんじゃねぇよ、一時的に家電購入率が上がったって、その後に原価償却するまで冷え込むじゃねーか。

 と、前政権の愚策を毒づきながら、ラーメン屋さんに入りました。

 もう食べたいメニューを指さし注文です。
 大盛りの炙りチャーシュー麺。
 あとサービスの半ライス。

 脂うまぅ! 

 脂って本当にうま味なんだなぁ、塩分も美味しいよー。

 ごちそうさますると、他の参加者さんにどんどこ抜かされます、いいです大丈夫です今満足ですもの。

 再び走り出して15分後、PC3到着。ここではあまり参加者がいらっしゃらなかったので、ボルダースポーツを再塗布。実はシャモアクリームと日焼け止めを家に置いてきてしまい、日焼け止めは昨日購入したのですが、今回はボルダースポーツだけでサドルとバトルです。

 サドルとバトルって、上手くないですか?

 エルサルバドルみたい。


 ごめんなさい。



PC3~PC4ファミリーマート水戸下入野店(38.0キロ)

 順調です。
 足が回ります、気持ちも前向きです。

 なんたって巡航で30キロでてます、快調すぎて怖いくらい。

 思えば半年前、CAAD乗って初めて40キロ先の鎌倉行ったとき、のりりんでトレイン組んで亀さんチームとの巡航25kmでノリがこんなもんか……とか言ってましたけど、当時の自分にとって巡航25kmは結構早いスピードで、ノリは嘘付きだ! あいつは亀さんチームを絶対にちぎってる!

 と思ってましたけど、乗り続けていれば巡航30も可能なんだね、謝りますごめんなさい。

 亀さんチームといえば。

 日本一早い亀さん、チーム亀太郎さんのトレインに追いつき、最後尾にお邪魔しました。巡航25とゆったりとした流れだったので、足を休める意味ときっとこの集団の前にでても、追いつかれてまた抜かされるのがオチだなーとおもい、最後尾のまま行くことに。

 とある交差点につくと、ガーミンからオフコースの警告音が。

 前回のレポでコースオフとか言ってましたけど、表示はオフコースなのでそう表記します。
 一度コース設定を終了し、再度設定しようとおもった時でした。

(あれ……いま、PC3から4だよな……)

 大変です。

 PC3からPC4のコースデーターが入ってません!

 替わりに今なぜか、PC4からPC5のデーターを表示してます、そしてガーミンたんはどうやら、PC5に自分を連れて行こうとしているようです。どうやらさっきまでのコースは、PC5いくのにたまたまPC4へのコースをたどっていただけの様です。

 いかん、ここでソロになったらいかん!

 そして先頭になってはいけません、先頭になったとたんミスコースの連発です、チーム亀太郎さんについて行くしかありません、ピンチです。
 
 まぁ、そう上手くはいかないよね世の中。

 チーム亀太郎さんの先頭さんが止まりました、どうやらメンバーの中にアウターに入らない方がいるそうで、ここで直すために停車との事。

 トレインに入っていた外様は、自分入れて3名。後ろからコースに復帰します。よし後ろについて行かせていただこう!

 とにかくPC4に無事に付かなければ行けません、そして千切られても抜かしても行けません。上手いこと速度を合わせていかなければ。

 先頭行く方は速度が30キロ~32キロくらいの方、後ろの方は30キロ行かないくらいかしら。
 ここで一つアイデアを思いつき、実行することに。

 先ほどのPC4からPC5のデーターを出します、ガーミンは終点のPC5への道を計算しますが、始点であるPC4の場所も表示してくれます。

 おおよその次の到達点であるPC4への場所が判る仕組みです。
 北浦を北上しつつ、離されないように距離を保ちます。
 K106へ左折。
 前を走っていた方が急に止まり、自分もつられて止まります。
 何かトラブルかなと思い、声を掛けたところ。

「初めての川なんで記念撮影を」

 との事。
 なるほど、ブルベの中にもこうやって楽しみを付加する事も出来るんだな。
 自分ならなんだろう、途中の美味しい店でも予め調べて、そこへ寄り道するとかでしょうか。
 んー、色々かんがえてみよう。

 ここで単独走になりましたが、このK106はもうPC4までの一直線。
 もう迷子になる心配はありません。
 一安心。

 自分はGPSだけ派なんですが、こうなると紙資料も併せた方がより安心確実な気がしてきました。
 どこに取り付けるか問題は別にして。


PC4~PC5ココストア中志筑店(40.2キロ)

 次のPCまでに日没の予感、ライト点灯を開始します。

 駐車場から出るとき、別の方にでちゃった。テヘ。

 ようやくガーミンも、本来のナビに戻れます。しかしここでルート再検索が過ぎたのか、外部電源切断の文字。

 一応バッテリーは12500mAを二つ持ってきました、予備のバッテリーにUSBを差し替えます。あとで見たらまだ充分に残量がありましたが、内部で接触不良かなんかあった様子、一つ使えないとなると600とか、40時間に耐えられるかちょっと不安になってきます。

 ここは何故か自分が先頭になる事が多く、プレッシャーを感じながらの巡航となりました。調子よく30キロ近辺で足が回ります、何事もなくPC5へ到着、本当に何も無かったんです……強いて言えば。

 先頭のプレッシャーというのがあって、ミスコースしちゃいけないというのと、追い抜かれないようにしないと行けない。という気持ちがあり、これが仲間内ならいいんでしょうが、知らない人が後ろに付いたりすると……。

 千切りたくなるのが、ローディという生き物。
 なのです。
 逆に、前にだれ書いたら。

 差して抜きたくなるのが、ローディという生き物。
 なのではありますが。


PC5~PC6セブンイレブン水海道大生郷店(37.4キロ)

 すっかり暗くなった道を進みます。

 この道の途中から、来た道を戻るリピートコースになります。

 外灯のない道を進みます、来たときは工事中で砂利道を走らされた迂回路も、まっすぐ通れるようになっていても固めた土むき出しだったり、土手に上がる道を間違えたりしながらサイクリングコースを行きます、この付近は来るときに向かい風だった区間。夜になり、山からの風に替わり向かい風になっていました。

 一日中向かい風かよっ。

 とはいえ走りにくいほどではなく、それほど寒くはない感じ。

 外灯のない川沿いの土手を、赤いランプが列を作って走っていきます。
 ランタンルージュ……は最後尾の人の呼び名ではありますが、確かにちょっと幻想的な風景でした。
 
 徐々に市街地へと戻りつつあるなか、同じジャージを着た方が2人、前にいらっしゃいまして、その後ろにつかせていただくことに。

 話を聞くとどうやら7時スタートっぽいのですが、お一人がふくらはぎを気にしている様子。

 肉離れか炎症か、ブルベは参加者同士の助け合いは可能です、かといってここで痛み止めとか渡したりしてしまうのも良くないし、何となく痛み止め使ったりすると、負けた気がする人っていらっしゃるから、なかなかお勧めできません。

 薬に頼れと言ってるわけではなく、薬も上手く利用してやればいいと思うんですけどね個人的に。

 その時はPC6に一緒に入り、先に自分がでたわけですが……完走後に飲んでくださいと、渡すのもアリだったよなーと思います。

 あ、そうそう今回のブルベでは、膝の痛みはありませんでした。

 サドルの高さと位置の見直し、クリートの位置の見直しをした所、うまい具合にはまったらしく、最後まで膝の痛みはでませんでした。
 
 基本を知るヤツには、どんな奇襲も効果がない。
 って、なんかで読んだw

 自転車のサドルの位置は、購入したときのままだったけれど、乗るにつれて筋肉も出来ていくし、最初は一ヶ月に一回、その後も二ヶ月に一回はポジションの見直しが必要だと思いました、はい。
 そして最後に買ったのは、ポカリ500ml。
 
 だめだオレ、何も学んでない……。


PC6~ゴール(50.9キロ)

 20時にPC6スタートで、信号峠を考えて23時ごろ到着かなと予想。

 途中で小さな雨がポツリ、ポツリと。

 確かに翌日は雨の予報だったけど、まだ翌日じゃない。

 本降りだけは勘弁と思いつつ、ペダルを漕ぐけど25キロ以上のスピードは出ない、信号峠に陸橋峠。ミスコースを二回、その都度こえをかけてくださった皆様ありがとうございます。

 レストランなど外食系が沿道沿いに多く、日曜日の夜ってこともあって交通量もなかなか多い、お店の駐車場から出てくる車に特に注意しながら走る。

 もう完走見えてるなら、慌てる必要もない。

 セーフティファーストx∞ と唱えながらの前進。

 川口北高校北側の信号が見えてきたときは、もう一気に気が抜ける直前。ようやく着いたー! とおもったら、駐車場の砂利道が最後に待ち構えていましたw

 こうして初めての300ブルベは完走で完了しました。
 しまった! レポートになってない……と今きづいたけど、いいかしら、写真もないし(==;
 
れざると:8時出発>23時01分到着(15時間01分 グロス19.9km/h)完走
メーター読み:12時間41分38秒 312.3キロ 24.6km/h

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オダックス埼玉BRM217アタック小田原城レポ [ロードサイクル]

 平成25年2月17日AM7:10分、埼玉県入間市河川敷。

 自分が到着したときはすでに7時出発組の受付が開始。
 入間市駅からここまで迷子になり、やたらと路地をいかせたがるガーミンたんの導きで、DNSは回避された……もう初っぱなから波乱の予感。

 そんな中、豊水橋河川敷では車で来た人が、自転車組んでたり軽くアップしてるひともいます。
 春一番がまだとは言え、とにかく寒い。
 Yahooの情報だと、今日は最高気温7度、最低気温が-1度となってた。
 冬だし仕方ない。
 
 今日の上は、綿の半袖に半袖ジャージ、PIのアームカバー、起毛のウィンドブレーカーの上からさらに冬用のジャージを着用。下はレッグウォーマーに冬用の長ズボンの起毛レーパン。
 それとお腹の下と、両手のグローブ下と足先のホッカイロ。

 日向にいるのに全然、あったまりやしねぇ...。
 なんだか寒さのせいで軽く尿意はあるし、朝ご飯はそういえば食べてない。
 自分のプランだと、実は入間市に着いたら近くのコンビニで購入しようと思っていたのが、迷子になったせいで、そんな余裕がふっとんだ事に起因する自分のミス。

 こういうとき、車で来てれば身体を温めたり軽食とったり出来るんだろうなとか思う。登山で言うところのベースキャンプが確保できるって所だけどそれはしかたがない。

 当時のポリシーで、免許は取らないと決めたんだから。

 閑話休題。

 8時出発の受付開始。
 ↓
 装備点検。
 ↓
 ・・・・。

 スタートって任意スタートなんだ。
 五人くらいづつスタートだとおもってたけど、これはこれでパラパラとスタートしていく。
 荷物は実は申し出れば受付で預かってくれるとの事でしたが、途中DNFした時にここまで戻ってくる事を考えれば、担いでいった方が良いなと思い、持ったままのスタート。後で見たらトラベルセットの歯ブラシが入ってた、前日夜勤だったから。
 こうして初ブルベ出発となりました。

豊水橋河川敷~PC1サークルKサンクス厚木三田店(55.1キロ)

 天気は良好で北風の追い風基調。
 55キロ先のPC1サークルK厚木三田店へは、少し登ってから多少のアップダウンのある、高原ってなカンジの道中をすすむ。比較的フラットな基調。
 この付近は、まだ前後に参加者さんが点在してるので迷子になる不安はない。ガーミンたんの案内も順調。

 ここで白いウィンドブレーカーの方に追従させいただきました。
 ちなみにこのウィンドブレーカーの方、このあと3回抜かされました。
 お前は何を言ってるんだ? と言われそうなんですが、真実なんだから仕方ない。

 で初参加ですから緊張して走ってると、信号で止まったときに、ウィンドブレーカーの方が振り返って一言。

「富士山って見る角度で表情ちがうんですよね」

 と声をかけられ、ようやく周りを見る事に気づいた自分。

 山に囲まれ山頂付近しかみられませんでしたが、富士山は真っ白。

 緊張してて前しか向いていなかった自分に気づき、深呼吸をして風景を楽しむ事をすこしだけ念頭に置く。
 白いウィンドブレーカーの方は、お友達がいらっしゃったコンビニ駐車場へ。
 ここで一人になった自分ですが、信号に引っかかってた女性参加者に遭遇しついて行くことに。
 
 この付近は交通量の割に信号が多く、上り下りも多め。
 マウンテンバイクな方もいらっしゃり抜かされていく、初参加なので無理しない。
 というかすでに足が売り切れw

 しかし女性参加者の後ろにつきっぱなしで、変なヤツと思われた可能性1858%。

 「ボクは変態じゃないですよ、安心してください!」

 なんて言ったら確実に変態扱いされる、通報される、BANされる。
 なので黙ってついていきました、まぁそれでも変な人だよなぁ……。

 PC1前に一本松で12%という下り坂に遭遇。
 去年は来た道をリピートしていたというから、帰り道後半でこんな坂を登ったのかな。
 スタッフさんがブリーフィングで『今年は昇りマイルドになりました』って言ってたから、良かったかもしれない。

今回の教訓↓
 『大した坂じゃないから、楽勝っすよ!』
 togetter
「#自転車海苔の言葉は信じられない」より。


 無事にPC1に到着したものの、トイレには列形成。
 寒かったせいでスタート前から尿意があったため、なんとかしておきたかったけど、汗をかいたのか比較的尿意が押さえられていたので、そのままウィダーのミネラルと水500mlを買って補給。

 初参加だから、顔見知りがいないのは当然。
 でも、参加者さん同士が話してるの見ると、楽しそうだなとおもう。
 ここで話しかけられたらいいなぁとおもうけど、
母親も認定する軽いコミュ症(w)

の私はまぁ適度に休憩しつつ、つぎのPC2小田原へ向けて出発。

 この直前にガーミンたんが、オフコースとコース修正を吐きまくっていたので、一回リセットして、前に誰か走ってる状況を作りライド再開。

 ガーミンたんのコース修正は、大回りしてさっき走ってた道にもどってー! と叫ぶので修正するまでぴーぴーぴー! と腹をすかせたツバメのヒナの様に泣きまくるので、うるさかったですよね、前走ってた方すみません……。

PC1~PC2ローソン小田原南店(40.0キロ)

 相模湾をめがけての下り勾配。
 途中の国府新宿からは、なれた練習で使うR1に出るのでミスコースの危険性も少ない安心のコース。
 空腹感が出てきて。
(朝ご飯たべてないなー、酒匂の松屋でご飯にしよう……)って考えながら小田急線を過ぎたところ。

「おつかれさまでーす!」

 と言って対面から走ってくるのは反射ベストを着ている方。

 自分のサイコンでは70キロ地点。
 単純計算で、小田原は95.1キロ地点、あと25キロ。ここまでの往復として+50キロ。
 今すれ違った方は軽く考えても120キロを走ってきたわけで……。

 7時出発組だったとしても、はやすぎませんか?w
 そして二番目に次に来た方は、女性ですよ。笑顔ですよ。さわやかですよ。
 皆さんすごいよなーと思いつつ、
 
 R1ではすれ違いの方々に、余裕があれば挨拶返していきつつ、結構な人数がもう復路に入ってる感じ。

 ここで一つ問題が、最近はこのくらいの距離はしると右膝が痛み始めます。ちょっと前までは左膝だったのですが最近は右。自制内の痛みなのでそのままいきます。
 みなれたR1へ出た後は、混雑する車を回避しつつ小田原へ向かいます。国府新宿よりもっと手前で合流なら、東北料理店(中華)さんが、どっかの警察署の横にあったはず、あそこでお昼ご飯もよかったなぁ……まだ入ったことないし。

 お昼ご飯は予定通り、酒匂川の松屋で牛焼肉定食のダブルでご飯特盛りを注文。
 なにげにロングライダーのご飯として、バランスが良いとおもいますこの定食。

 サラダのドレッシングとポン酢で疲労回復効果の酢を取りつつ、ゆっくりエネルギーになる炭水化物のご飯に、少量でも高熱量油脂である牛脂、壊れた筋肉の修復に牛肉のアミノ酸は大切。サラダは先に食べておくことで、腹持ちが良くなり血糖値の急激な上昇も抑えてくれます。さらに大根おろしは消化の手助けをしてくれる万能お野菜。

 と、ステマしときますので何かください松屋さん。

 ここでようやくトイレにも入れて、シャモクリ塗布。出かけ前にボルダースポーツも塗っておきましたが、まぁなんかスースーしないと頼りなくてw
 そして、松屋を出たときに参加者お二人に抜かれる。

 その方のジャージが……、

 おおおおお、あれがニコ生ジャージかぁ初めて見たw

 ロングライダースを読んで、なんとなーくはどんな物かわかっているのですが、生で見たのは今日が初めて。

 これ見られたらもうDNFしてもいーわ。

 ヨクナイケドネ。

 PC2の小田原は有人です、オダックス埼玉のお二人(清水さんと、浅野さん)が参加者を待っていてくれました、またここで買い物してブルベカードに記入してもらいます。
 買ったのはカフェオーレのホットに、ポップタイプのクリスピーチョコ。口の中にガッ! と入れて、カフェオーレで溶かしながら流し込んでいきます。チョコレートを選んだのは胃酸の抑制と胃壁保護を狙って食後の牛脂の胃もたれを防ぐためだったりします。

 ここまで5時間くらい? 約100キロまで5時間なら丁度良いいいペース。

 そして、ここからこのブルベの本番が始まります……。

 その目的地は宮ヶ瀬ダムです。


PC2~PC3セブンイレブン神奈川清川店(35.8キロ)

 PC2からPC3への距離は35.4キロとそう遠くない場所にPC3があります。
 
 これから登る宮ヶ瀬ダムへの休憩と補給地点という目的かなと想像。
 ウィダーイン系をさがしてたけど、このお店には無く水を購入して終了。膝の痛みが強くなってきたのでここでロキソニンを1錠内服。

 さきほど書いたとおり、このブルベの本番は、後半120キロ地点から始まります。
 登りの長さと高さは16kmを268m。

 そして、ついに登り開始です。

PC3~PC4セブンイレブン日の出大久野店(45.2キロ) 
 マイルドってなんだろう……。

 マイルドって言葉を一回辞書で引いてみてください。

 決して(例文)キツイ登り坂 なんて出てきません。

 上り坂の途中で足を付いて一回休憩。
 根性出して坂道登り切ったところでの感動より、無事にゴールしたという達成感の方がデカイにきまってます、なら無理せず休み休みいきます。
 別にスピード競技ではありませんのでっ(という言い訳)。

 この時自分は下ハン握って登ってました、ダンシングが嫌いとか苦手とかではなく軽いギアを使用中は、体重を使うダンシングより大腰筋をつかった回転重視がいいと判断したため。

 膝痛かったので、膝を使わず前頸骨筋つかって足首と、大腿部の付け根にある大腰筋をつかって回し重視の登りをしていきます。そのためにはダンシングよりも、下ハンにぎって腰を屈曲させた方が楽に使えるのでそうしておりました。

 ツール・ド・フランスの実況で今宮さんが、上り坂でもダンシングよりシッティングの方が効率はいい、と言ってた気がするし。
 途中、座っている位置を後ろにしてみたり、色々と試してみる必要がありそうです。

 ここで、ニコ生ジャージの方と川口さん(後述)とが一緒に登ってきました。

「足、売り切れました」

 と声かけると。

「いま借金して登ってます」

 との事。自分も再び自転車にまたがり、謝金しての漕ぎを再開します。

 左の崖側に張った氷の裏側を、溶けた水が流れていきます、気温低いんだナーこの辺。
 氷柱も時々ぶらさがってます。

 通り過ぎたニコ生ジャージの方歩いてる、やっぱこの登りはキツイ。
 
 川口さんに追いつき、後ろについて行きます。
 ガーミンでみると、あと200mで宮ヶ瀬に到着ここで登り終了の予感!!

 数年前のお正月、本厚木んの元湯温泉で宿泊したあと、家族と一緒にここに来たときはあんなに楽しかったのにな……。
 まさか数年後、こんな苦しい思いして登ってくることになるなんて思っても見ませんでした。

 休日らしく、どんどん車やバイクに抜かされていきます。
 化石燃料ってすごいんだな、あいつら弱肉強食の世界でいきてたのに、未来になってこんな坂道のぼったりするのに酷使されてるとか。

 ……そんなことよりもうフラットな道路なのに、頑張って足を回してるのにスピードが上がりません。
 足が疲労してるせいだとおもってたら、この宮ヶ瀬湖畔実は軽くアップダウンしてるのを後で知りました。
 そして両足のスネが同時に両方つってしまうアクシデント発生。
 つま先を交互にあげながら、つった筋肉を伸ばしてほぐします。
 7,8回繰り返すとようやく収まりましたが、両方いっぺんに足がつるのは初めての経験です。

 それにしても、トンネルが多すぎ。
 橋は所々ひび割れがあり、整備されてない印象。

 ガーミンたんが、GPSを捕まえられずオフコースを繰り返します。

 いま気づきましたが、オフコースじゃなくて、コースオフですね。

 ……もちろん! って。

 日本語版だからって、進路逸脱! とか出ても判りづらいですけどね。

 そして、そして待望の神様のプレゼントが来ます!

 下り坂っ!!

 なのにさ……。

 あっという間におわっちゃだめでしょ! あんだけ苦しい登りをしてきたんだから、ゆっくり長くくだらないとっ! この区間の図面引いたヤツはオレにいますぐあやまれっ(よつば風)!

 しかも、下ったらすぐに登りがあります。
 半原日向で中津川を渡ると90mの登りが待ち受けていました、登りで使った筋肉を多少なりとも休ませてしまい、ふたたび酷使するのは負担がでかいです。

 なによりココロクヂケル。

 しかも日没。

 気温が急激に下がっていきます、標高が高い上に体感温度も下がりかなりのガクブル。

 標高も高い場所なので、なおさら寒く感じます。
 いままで書いてませんでしたが、風は前半北風、後半はときおり南風が吹く全編追い風基調、しかし温かい南風ではないので腰が冷えて痛くなってきます。追い風にも色々あるんだなーと思います。
 冷たい追い風で腰がいたくなるって話は、このあとPC4でオダックス埼玉の浅野さんに聞いた話ですけどね。

 それにしてもアップダウンが激しい。

 宮ヶ瀬すぎて城山大橋を来た方向ではなく、左折し八王子と埼玉の山岳へと向かいます。
 正直登りが目の前にあった時点で、口に出して文句言ってますw この時に出来たグルペが三人、自分と川口さんと銚子さん(後述)です、

 最終的に、この時できたこの三人のグルペのまま、ゴールまで一緒にいくことになります。

 グルペは不思議なもので。
 目的が同じだけの他人同士であるのに、声を掛け合い話合い、一緒に悪態をつき、速度をあわせペダルを漕いでます。
 こうしてすっかり暗くなった中、PC4にセブンイレブン日の出大久野店に到着。
 ゼリー2つと、水500が一本。一気のみして最後にゴールを目指します。
 銚子さんはお味噌汁を購入してます、おいらもそーすればよかった。
 こういう寒いときって、豚汁買って生姜チューブいれて飲むといいんじゃないかなーと思ってますが、いまいちまだ試せていません。
 寒い時期のウチに試してみたいんですけどね、オニギリに練り梅のチューブとか。

 このとき埼玉スタッフさんも車でPC4に到着。

 参加人数の話、多すぎると事務的になってコミュニケーションが減ってしまうと。
 確かにスタッフさんもこれが仕事ではなく、趣味の一環が広がりすぎただけの人で、営利でやっていない以上ボランティアです。しかも責任はあるのですから、本当にブルベが好きじゃないとやってられませんね、うんスタッフさんも楽しくやらないといけないと思います!

 と共感した直後。

 「この先の峠のぼっちゃえば、あとは下りだけだから。時間はあるからセーフティーファーストで」

 ……。

 ……え?

 いや、セーフティーファーストは判ります。セーフティーファースト大事。
 うん、すごーく大事。

 それにこのペースで行けば、2時間くらいは余裕でいけそうです。

 そのまえに。

 『峠』?

 峠という漢字は、山に上と下と書きます。坂ではなく、丘ではなく、峠です。

 180キロ地点、このブルベ最大の標高318m……110mの登り。

 標高なら宮ヶ瀬を抜いています。

 でも走るよりしかたありません、行くしかゴールはできないんです。

PC4~ゴール豊水橋河川敷(24.4キロ)

 24.4キロというと、大体練習で使う神奈川の環状4号線の約半分ちょいくらい。
 なのにサイコンの数字がすすみません、160キロ地点からそういえばサイコンが進みません。
 故障かとおもったりしましたが、道案内専従のガーミンたんの表示を変えたら同じ距離だったので、余計に何かつかれました。見なきゃ良かったw

 道中、ハンドシグナルを出したとき、最後尾の人が「ハイッ!」って声を出して認識したって合図を送るという事を銚子さんがやっていらっしゃったので、次から自分もそれに習ってみようと思います。
 自分の合図が正しく伝わっているか、確認できるっていうのは大切な事です。

 そしてこの時、自分もハンドシグナルの出し方を変えました。

 いままでバイクに乗っていたときの、左折のハンドシグナルを『右手を上へ屈曲する』から『左手を水平に伸展する』へ変えました。確かに右手でだすと、肩を上げなければならず無理な姿勢になるし下ハンにぎってるときは、後方の人が屈曲した手の先を視認しづらいので。

 この時にグルペは一時的に6人に。

 峠に入り最後の気力を振り絞って登り開始。

 しかし、この登りの最中にリアのチェーンが外れるアクシデント。

 歯数の大きいギアからのチェーンの脱落。
 実は今日2回目、一番軽いギアつかって登ってる最中だったので、ギアを上げて空転させて再度はめるよりも、スピードがないぶん空転>停止>転倒があっというま。
 後ろの三人さんに大声でお知らせしましたが、立ち止まらせてしまい反省しきり。

「大丈夫です、先に行っててください」

 一旦降りてチェーンをかけ直して登りを再開します。

 遠くに行ってしまった、テールランプを目標に登りなおします、でも一度落ちた速度はなぜか上がらず、グルペの中にいたときは、あんなに回ってた足もすっかり回らず。外灯のない上り坂をすすみます。ちらっとときおりみえる赤色灯。前方から声があがります、どうやらあそこが頂上の様です。

 40秒ほど遅れて頂上に到達、先に行った五人は当然姿がみえません。
 峠山頂のフラットな所もインナーに落として回復させながら、結構な下り坂を、自分の明かりだけで降りていきます。

 最後の最後で思いがけないソロでの走行。

 暗い中、自分のキューシートは見えません。もしも、またガーミンたんが機能しなくなったらどうしよう。

 膝はもう痛くて泣きそうです、腰もパンパン張ってますし、口開けてずーっと呼吸してたので喉は痛くて、指先も冷たくて足先からも痛みがきます。

 気を紛らわす雑談もできません、自分の判断だけでいかなければなりません。
 グルペが楽しかった分、ソロになったときの辛さは身にしみてきます。

 谷間部分では信号にひっかかりまくり、なかなか追いつけません。というか、ロードサイクルで追いつき追い越すのはかなり大変な作業です。

 青梅でした。

「思ったよりはやかったですね!」

 川口さんと銚子さんが下り先の信号で待ってくれていました。

 ありがとうございます。ほんとうに、ありがとうございます。
 たぶん自分はこの瞬間、このブルベが生まれて初めてのブルベでよかったって一生思います、思っていくとおもいます。

「下り、得意みたいです」

 ニコ生大喜利ストとして、こんなに気の利かない返事をしてしまった事を、いま後悔しております。
 でも、たぶんこのとき、この言葉が精一杯でした(サイコンではこのときの下りの最高速度が61キロでそれほど下りは得意じゃないようですw)。

「じゃあ最後、たった17キロです」
 銚子さんの言葉に押されて、三人のグルペが再び動き出しました……。

 市街地コースをすすみます、膝の痛みも不思議と感じませんでした、埼玉県に突入して、R195に出会ってついに河川敷へ。
 生まれて初めてのブルベは、11時間42分での完走となりました。
 ゴールで待っていた豚汁の美味しかったこと、本当に塩分って素敵ですよね。
 
 川口さんと銚子さんと、雑談をしたあとお二人は車で、自分は入間市駅まで走り輪行。
 途中東村山に拉致られました。
 家に着いたときは23時越えてましたが、不思議と眠気は無く入浴したあとコンビニ弁当を食べて終了。
 体重が5.8キロほど減ってました。

 次回はもう少し補給をしっかりしようかと思います、なにせ来月は100キロ増えて300キロのブルベです。今回のブルベで装備の反省点も見えたわけだし、次にいかしていきたいと思います。

 今回のブルベの主催、オダックス埼玉のスタッフの皆様に感謝します。ありがとうございました。
 後で聞いた話ですが、DNF0名、完走率100%だったそうです。

注)川口さんと銚子さんは本名ではありません、いまのお住まいがそこだという事で仮名にさせていただきました、間違えていたらすみません。川口さんはBRM323でお会いできそうですが、出発時間が違いそうですね残念。銚子さんは、そのあとツイッターで再会できました@kurocycさま、またどこかのブルベでお会いできることを楽しみにしております。どうもありがとうございました。


ルートラボに今回のコースおいときます。
途中何度かガーミンがおかしくなったので、正しいかよくわかりませんがw
PCのデーターは抜いてます。
http://yahoo.jp/tJJ1ri

2013/02/21に読みやすいように再編集しました。
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自転車のスペック表。 [ロードサイクル]

無かった気がしたので、一応はっときます。

フレーム:キャノンデールCAAD10 2014年モデル
フォーク:キャノンデールCAAD10 2014年モデル
タイヤ:ハッチンソンチューブレス インテンシブ 700X25C
ホイール:シマノ WH-6700-GG(前後)
主要コンポ:シマノアルテグラ 6770(Di2)
カセット:シマノアルテグラ 12-30T
クランク:シマノアルテグラ 170 50X34T
チェーン:KMC X10-SL-DLC Black
ペダル:シマノPD-M540BZ
BB:SUGINO SUPER CERAMIC BB
サドル:スペシャライズド ミラノ
ハンドル:キャノンデールデフォルト
GPS:ガーミンエッジ800J
サイコン:キャッツアイCC-VT210W
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東京湾フェリーの乗り方 [ロードサイクル]

*これは東京湾フェリーに自転車で乗る場合の覚え書きです。
*平成24年9月14日での状態を書いていますので、それ以降もしかしたら
  フェリー会社側の変更がある時があります。
*久里浜発の往復での経験を書きますので、予めご了承を。

#必要な物
・自立スタンド(スタンドが無い場合)

・東京湾フェリー久里浜港(奥の建物)でチケット購入。
・チケット購入中、ロードは置いておく場所が無いので喫煙所横の鉄パイプに地球ロック
・チケット購入したら、バイク・自転車待機場(目の前です)の番号順に自転車を置く。
・待機場の偶数は立てかけられないので、自立スタンドでたてておく。
・久里浜港だと奇数のバイク・自転車待機場ナンバーなら、鉄柵によりかからせる事が可能。
・時間になると待機場まで係員がチケットを取りに来るので渡す。
・往復だと三枚つづりなので、そのまま渡せば必要な分をもぎって返してくれます。
・バイク・自転車は車より先に乗船。出港間際だと車が全部入ってから誘導されます。
・乗船するタラップ部分は、久里浜側は比較的綺麗ですが金谷はボコボコ多いので注意。
・自転車の固定方法は、ハンドルをスチロール巻いた手すりにひっかけ、後輪を車止め。
・基本、係員さんがやってくれます。
・動いている間は車に戻れない、とアナウンスされますがドア閉鎖とかでなくロープ閉鎖なので
 貴重品は必ずもって客室に上がる事。
・二階はグリーン客室、三階が一般客室。
・イスが大量に並んでいる方が進行方向なので、酔いやすい人は注意。
・かなや丸は売店は中央付近、後方には団体で座れる椅子がある。
・しらはま丸の売店は後方にあり。
・海軍カレーパンとソフトクリームはしらはま丸のみ確認、かなや丸は扱ってるか未確認。。。
・到着近くなると、停船してから車に戻ってねアナウンスきますけど、それ以前に皆さん戻れる様子
・下船は車が先、バイクと自転車はどっちが先というのはなく、車の後追いで下船。

・戻るとき、金谷港での待機場は数字書いてない四角で仕切られたマスだけです。
・金谷港でも立てかけられる場所がないので、自立スタンド必要。

蛇足)しらはま丸だけではないと思いますが、船内では東京湾航行中の巨大船についてアナウンスくれる。

ちなみにコレは、オーストラリア行きに液化天然ガスの運輸タンカー11万トン
IMG00061.jpg

浦賀水道の出口ですので、この逆側で水先案内人がタグボートに下船する様子も見られます。
なんかタンカーが近いと思いつつも、これでも距離が500m離れています。
大きさを測る目安がないので、タンカーのすごい近くにいる気がしますw

たぶん、これで東京湾フェリーを自転車でのるのに問題はないはず・・・・。

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夢のカレーを食べに行く。 [ロードサイクル]

神奈川主要駅六ヶ所巡りが終わって、次なる目的地をさがしてたところ。

夢のカレー

というカレー屋さんが内房にあるとネットにあり・・・。

場所を調べると、先日近くを通った東京湾フェリーを使っていけるようです。

で、現地到着を11時ごろに設定して、逆算して・・・。

家を5時10分に出発。

夜明けと言えば夜明けだけど、一時期に比べたら朝が遅くなってます。

あざみ野を経由し、16号を南下しつつ、裏道を使いながら到着。

東京湾フェリー到着時間は午前9時40分、往復切符を買って待つこと2分。

フェリーに乗船。
IMG00055.jpg

IMG00054.jpg


千葉方面には雨雲が出てます、到着したときにも大粒の雨がポツポツ。
鋸山の右側が雨でにじんでます。

IMG00058.jpg

約40分の乗船のあと、保田方面へ行きます。
途中、マジで狭いトンネルを抜けますが、海側のトンネル外に、
なんか歩く場所っぽいところがある。
管理されてないのか、木の枝とか木の葉がやたら散乱してるし、段差もあるので
あまり優しくない横道ではありますがー。

6分ほど行ったところ、すぐに目立つ看板が。
今日の目的地に到着。

IMG00059.jpg

時間は11時10分ごろ? 向かいに軽食屋さんとスナック夢があります。
(スナック夢の夢のラーメンだっけ、なんか興味そそられる)

写真だと閉店してるみたいですけど、本当に閉店してます。
電話で営業日と時間を問い合わせたところ、営業しますとの事。

中から店主さん登場、開店しましたwww

頼んだのはスペシャルビーフカレーで1800円+大盛り100円
食べログなどで、料理の写真はあるので割愛www

サラダにサクラ漬けと福神漬けにラッキョウ。
注文してからの準備中に、電子レンジが鳴ってたのはおそらくタマネギ温めですね
シャキッとしたタマネギ提供するために、よくやる方法です。

味の方は・・・。
『底が丸い』というか『底がまろい』感じ。とがったところが無く、確かに食べた事の
ない味です。その割にコクがある。
チーズのコクにしてはトロ味感がないし、ホエーかとおもったけどカレーにホエー使え
るのか謎だし。

店主さんとお話してたら、なんかルーをおまけに頂けました。
サービス良いですなw

営業時間が9時からと鳴っていたのに、開いてなかった理由はなんかお手伝いの方
が来ないと店が開けられないからとのこと。
12時以降に行くのが良さそうです。
お店の中は、食べログの通りです。
なんか、お手伝いに来てた女性の娘さんとご近所だったことが判明。
うわ~、通ってた高校のすぐそばですよwww

帰りは、16号から環状4号に入り横浜上麻生道路に出たところで、横浜総合病院前通って
美しが丘のラーメン屋、きむら初代によってオロチョンラーメンをたべて帰宅しました。

深夜出発じゃなかったので、渋滞などに巻き込まれ結構時間がかかりました。

総距離:往復で(フェリー含まず)135キロ

夢のカレー:千葉県安房郡鋸南町元名1030




北海道らーめん きむら初代:神奈川県横浜市青葉区美しが丘西1-9-15



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川崎北部の激坂 [ロードサイクル]

前に住んでいた家の近くの坂。
今日、スマホの傾斜計でしらべたところ。。。
出だし傾斜20度
中間15度
終わり付近12度
でした。
写真でみると、それほどでもなさそうですが、そばで見るとアトラクションの坂みたいです。
まだ未挑戦、絶対スピード死んで転びそうなんだもん・・・。
挑戦者求む。

IMG00053.jpg

場所は。



あーそっか。勾配ださないと。
63mで標高が76m88mくらい?(距離測ベータ版)
勾配は19%くらいですね。
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神奈川主要駅6カ所巡り。終了。 [ロードサイクル]

新横浜だけは、携帯買い換えの都合で写真ありませんが・・・。

川崎駅。
IMG00030.jpg

鎌倉駅。
IMG00038.jpg

小田原駅。
IMG00043.jpg

箱根湯本駅。
IMG00044.jpg

横浜駅。
IMG00051.jpg

計6駅達成しました。
最後の横浜駅だけは、鎌倉から葉山>三崎>浦賀>横浜という三浦半島一周しての到達。
合計距離は。

・新横浜 41キロ
・鎌倉 88キロ
・小田原 128キロ
・箱根湯本 150キロ
・(三浦経由)横浜 152キロ

合計:559キロとなりました。
ロード購入して一ヶ月半で1100キロ越えました。

三崎のちょっと先、釣り漁港でみかけた看板猫
1346974219764.jpg

次の長距離から、すこし風景など交えて報告します。。。

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神奈川主要駅六ヶ所とすでに達成している駅。 [ロードサイクル]

距離は片道。

*達成駅

川崎駅    20km
新横浜駅   18km
鎌倉駅    39km


*未達成駅

小田原駅   61km
横浜駅    23km
箱根湯本駅 67km

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神奈川の主要駅を自転車でまわる旅のまとめるためのスタート [ロードサイクル]

神奈川県の主要な駅を6つピックアップして、そこを自転車で訪問する・・・という事をはじめてみた。

ちなみに自分の家は、神奈川の北東、東京の植民地の川崎市多摩区。

神奈川に住んでから、そりゃもういい年月すぎているけれど、神奈川の中を旅したことってのは少なく、
なんというか、このブログは覚え書きの要素がかなり濃い。

いって景色を見てきましたー、オススメは何々~、食べ物は何々~~・・・というより、
ロードサイクルに慣れるための、あるいみ通過儀礼の一つなのです。

なので、とりあえず。

あらかじめお断りしてるブログに面白いのは一つもないので、これもその仲間入りですな。
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